10月は運動会の季節ですね。
ちなみに私の娘の小学校は毎年5月に運動会が行われたのですが、昔と今は随分変わったなぁと感じます。
そこで、今と昔の運動会の違いをいくつか紹介したいと思います。

午前中で終了。お昼をまたいだとしても家族でのお弁当タイムはなし。
以前は1日がかりで運動会を行っていました。お昼になると自分の家族の元へ向かい、お弁当をみんなで食べるという学校が多かったのではないでしょうか。
現在は、コロナをきっかけに午前中で終了する学校がほとんどだと思います。
お昼をまたぐ際には生徒は教室で給食を食べるというところが多いそうです。理由としてはお弁当を用意できない家庭や、共働き世帯も多いこの時代に仕事で来られない保護者への配慮があります。さらに猛暑によりお弁当の衛生面の心配もあるためです。

組体操が無くなりつつある。
私が小学生の頃、母校では5・6年は組体操というのが決まっていました。しかし年間に何千件という事故・怪我が起きていたというのが実態であり、今は組体操をする小学校も少なくなっています。実施するとしてもピラミッドやタワーなどの危険な技は廃止になっていて、子供たちの安全を最優先に考えられています。

玉入れにはダンスがついてくる。
娘の運動会で一番驚いたのは、玉入れの前に踊りだしたことです。
曲はチェッチェッコリ チェッコリッサ~♪でした。低学年の子たちは元気よく踊っていて可愛かったのですが、高学年の娘たちは恥ずかしいのか踊りも小さく気だるそうだったのがシュールでした。
何故踊るようになったのか調べてみると、玉入れ中にヒートアップしている子供たちを笛でやめさせるのが難しいという声があったためだそうです。
曲が止まりダンスをやめるタイミングで玉を入れ、曲が始まると玉入れを止めダンスをすると決まっていると区切りがつきやすく、ズルや混乱が起きにくいそうです。

自分自身が小さい頃は、運動会で母のお弁当を家族で食べるあの時間が好きでしたし、色んな競技に忙しく動き回って楽しかったのを覚えていますが、いざ自分が保護者の立場になると、午前中で終わるというのは集中力の点でも丁度良く、お弁当も作らなくて良いのでとても楽な思いをさせてもらったなと思います。同時に当時の母にとても感謝の気持ちでいっぱいになりました。