昨年、急に私のインスタのストーリーによく出てくるようになったYouTubeの切り取りの動画がありました。
「自由なことをするためには型にはまらなきゃいけないことがあるの。ゲームとちょっと似てて、ゴールするためにやらなきゃいけない課題だったり、やりたくないこともやらきゃいけない。それでやっと自由が手に入るの。」
派手な髪色の女性が、優しいけれどしっかりとした芯がある声と話し方で、相手をしっかり見て話しているその数十秒の動画に私は釘付けになりました。
今話題の「HANA」が誕生したオーディション番組「No No Girls」の一場面でした。
その派手な髪色の女性は誰なのか、そのオーディション番組自体も気になりYouTubeで最初から視聴したところ、その女性はそのオーディションのプロデューサーである「ちゃんみな」というアーティストでした。
自身も幼少期のいじめや、音楽業界へ入ってからの容姿への誹謗中傷で「No」を突き付けられてきたという過去があり、このオーディションは体形や年齢、ジャンルで人を判断しない、技術的な完璧さよりもその人の人生が声に乗っているかを最も重視するという考え方で、そこから誕生した「HANA」も様々な「No」を突き付けられた過去や体形を持つ女性たちで構成されています。
このオーディションで、ちゃんみなは世間に「理想の上司」と言われるようになりました。
結果を伝える時に一人ひとりにフィードバックをするのですが、彼女はざっくりではなく具体的に褒めます。その褒め言葉や表現のレパートリーがとても多いと感じました。
しかし課題や改善点はちゃんとシビアに伝えます。「人格否定はしない」のは彼女の中の大前提で、言い方に配慮はしつつもまっすぐ伝えていたのが印象的でした。
指導をするときは理由や意図をしっかり明確に伝えます。そうすることで指導される側の納得感も変わってくることでしょう。
そして一番大事なのは日頃からの信頼関係です。ちゃんみなは、痛みを知っている人だからこそ人の痛みにしっかり寄り添い、その人がどういう人間なのかを観察し、その人に合った言葉を嘘偽ることなく伝えており、どの候補者に対してもとても愛情深い接し方する人だと感じました。その信頼関係が土台にあるからこそ一つ一つの言葉が候補者の心にしっかり届くのだと思います。
「No No Girl」を見てちゃんみなの事を知り、どんどん好きになりました。
仕事でも家庭でも子育てでも、人との接し方、人としての在り方のヒントが沢山隠れているこのオーディション番組はとてもオススメです。


