10月31日はハロウィンですね。
今では仮装して楽しむイベントとしてすっかり定着していますが、その起源は約2,000年前の古代ケルト人の祭り「サウィン」にさかのぼるといわれています。
当時、10月31日は夏の終わりを告げる節目であり、この世とあの世の境界が曖昧になり、死者の霊などが現れると信じられていました。
そこで人々は、悪霊から身を守るために仮装をしたとも伝えられています。
つまり、ハロウィンの仮装は、もともと単なる娯楽ではなく、自分の身を守るための知恵だったわけです。
ところで、仮装といえば、私たち日本人も負けてはいません。
特に会社員は、日頃から実に巧みに「仮面」を使い分けています。
上司の長い話に、深くうなずく「納得の仮面」。
無理難題を頼まれても、とりあえず笑顔を見せる「余裕の仮面」。
会議で突然意見を求められ、何も浮かんでいないのに真剣な表情をつくる「熟考の仮面」。
帰り間際に突然仕事が追加されても平静を装う「大人の仮面」。
こうして考えると、会社員というのは、なかなか高度な仮装技術を持った集団なのかもしれません。
もっとも、社会生活において本音と建前を使い分けることは、必ずしも悪いことではありません。
相手への配慮や円滑な人間関係のために、あえて感情を表に出さないことも、大人の知恵といえるでしょう。
ただし、仮面をかぶり続けるのも、なかなか疲れるものです。
せめてハロウィンくらいは、普段の仮面を外して、素直な自分に戻ってみるのもいいかもしれません。
ちなみに、ハロウィンの決まり文句といえば、
「Trick or Treat!」
ですが、会社員にとって本当に欲しいものは、お菓子よりも別にあるような気がします。
「Trick or Treat?」
「No, thanks!Could you give me a Bonus!」
これが本音ですよね。


