普段食べている牛には部位があり名称が異なり、味や触感も変わってきます。
今回は牛の中でも様々な部位について理解を深めましょう。

■ネック
首はよく動かす部分で筋肉が発達しており脂肪分が少ない。赤身が多く、やや硬め。タンパク質や鉄分、ビタミンB群など栄養素にも恵まれており、煮込み料理やシチュー、スープ料理に適しています。

■ミスジ
1頭から2kgしかとれない希少部位。柔らかく、霜降りの甘味で口の中でとろけるような感覚がある。焼肉店では「特上カルビ」などの名称で呼ばれることも。すきやきやしゃぶしゃぶ、炒め物に適しています。

■リブロース
2大高級部位の1つ。柔らかくきめの細かい霜降り肉。赤身と脂身のバランスが良いのが特徴。断面は「鹿の子模様」と呼ばれており、見た目も美しい。ローストビーフやステーキに適しています。

■サーロイン
2大高級部位の1つ。「牛肉の王様」と評される人気のお肉。豚や鳥などにはなく、牛だけに唯一与えられた特別な部位。程よい脂の甘さにジューシーな肉質が特徴。食べ方はステーキ一択です。

■スネ
牛のふくらはぎの部分。前足にあるスネをマエスネ、後ろ足にあるスネをトモスネと呼ぶ。足はよく使う部分なので非常に硬いお肉で、脂身はほとんどなく筋が多いお肉。
ブランド和牛でも比較的安価に入手でき、煮込み料理に適しています。

牛肉、豚肉、鶏肉それぞれ様々な部位があり特徴があります。
部位を理解することで、より食事や料理が楽しくなるのでしょうか。
是非、スーパーや焼肉店でお肉の観察をしてみて下さいね。