紳士淑女の嗜みと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか。
個人的には「紅茶」がパッと浮かびました。
種類が豊富な紅茶ですが、実は紅茶には様々なマナーがあることをご存知でしょうか。

通常、紅茶を飲む際はカップ&ソーサーで提供されることが多いです。
楽しく談笑しながら飲むとき、カップの持ち手(ハンドル)に指を通して持ったまま飲むことがほとんどだと思います。

しかし、これはマナー違反!どちらかというとマグカップを持つときの持ち方です。
正しくは「カップのハンドルを指三本(親指、人差し指、中指)でつまみ、片手で持つ」です。

カップのハンドルを指三本でつまんだら、残りの指二本はどうするのか。
残っているからピンと指を立てるのではなく三本の指に添えるのがベターのようです。
小指を立てて飲むイメージが思い浮かびますが、これも本当はマナー的にはNGなんですね。

また、両手で持った方が上品に見えそうですが、本来紅茶は熱々の状態で出すことがマナー。
そのため、両手で持つと「紅茶がぬるい」ということを意味し、相手に失礼な印象を与えてしまうそうです。

ただし、立食やローテーブルの場合は、左手にソーサーをもち、胸の位置でキープして、カップを口元に寄せて飲みましょう。

他にも砂糖やミルク、レモンの入れ方、ハンドルの位置、ティースプーンを置く位置などにもマナーがあるようです。
思ったよりも注意することが多い飲み物だったとは・・・。驚きでした。

紅茶といえば、こんなお話も聞きました。
例えば、二人分の紅茶をティーポットで淹れる際にはティースプーン一杯の茶葉を
あなたの分」「私の分」「ティーポットの分」を入れるそうです。

ちょっと粋な計らいですね。