2024年7月3日、新紙幣が発行されましたね。
一万円札には「渋沢栄一」、五千円札には「津田梅子」、千円札には「北里柴三郎」
皆さんはもう新紙幣を手に入れましたか?

「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一は、明治時代の実業家として生涯に約500もの企業育成に関わり、論語を基本とした経営を指南した人物です。
渋沢栄一の座右の銘や名言は様々なものがありますが、その中の1つをご紹介します。

吾日に吾が身を三省(さんせい)す。
人の為に謀(はか)りて忠(ちゅう)ならざるか。
朋友と交りて信ならざるか。
習ならわざるを伝うるか。

毎日自分の行動や考えを三度反省するという意味です。
・人のために行動し誠実であったか
・友人との関係で、信頼を裏切っていないか
・十分身に着けていない知識を人に教えてしまっていないか
という三つの視点から、自らの行動や考えを常に振り返り、成長するための姿勢を示しています。

人間関係を良くしたり、良い仕事をする上では、人間性を磨くことが必要です。
そのためには自分優先ではなく人のために尽くすことが、自分の人間性を磨くことになるという考えにとても共感しました。
私は毎日過ごしている中で、自分の行動や言動を振り返り反省することができているだろうか。答えはNOです。しかし、反省には鮮度が大切です。その日のうちに振り返り、次に生かすように努力しようと思います。
皆さんも1日の行動を振り返る時間をほんの少し作ってみてはいかがでしょうか。