みなさんは自分が「朝型」なのか、「夜型」なのか考えたことはありますか。
「夜型だから早起きするのが苦手で・・・」や「朝型だから夜10時には眠くなってしまう」等自分が朝型か夜型かを把握している方も多いとは思いますが、実は多くの人は朝型か夜型かは遺伝子で決まっていると言われています。
この研究結果を出したのはアメリカの遺伝学者であるシーモア・ベンザー。
朝型か夜型かということに、ある遺伝子が強く影響を及ぼすことを突き止め、後に人間もハエと同じように、朝型か夜型かに影響を及ぼす遺伝子を持っていることが解明されました。
しかし、遺伝だけで決まっているわけではありません。高齢になると早朝に目が覚めやすくなるように年齢の変化の影響や、光を浴びる量や時間、また性別の影響も受けます。遺伝的に決まっている割合は、なんと約50%にも達するのです。
人がどの時間帯に活動的になるかは、「クロノタイプ」と呼ばれ、大きく3つに分けられます。朝型、夜型、そして生活リズム次第でどちらにもなり得る中間型です。自分がどの時間帯に自分の力を発揮できるのかを把握するにはまずは自分のクロノタイプを知ることが大切です。
私は診断の結果、中間型でした。
昔から早起きが苦手で約束時間に毎回遅刻する友人がいます。また夜眠くなるのが早く22時までには就寝している友人もいます。もしかしたらこの友人達は生活習慣に関わらず改善したくてもできない、小さい頃からの悩みでもあったかもしれないと今は思います。
「早起きは三文の徳」ということわざはみなさんご存知だと思いますし、最近は「朝活」という言葉をよく耳にします。
子供の頃から学校は朝早くから授業が始まり、基本的には早寝早起きしましょうと言われていましたが、人によってはどうしても起きることが苦痛、夜遅くに勉強するほうが身になる等、世間の考え方とあわずに苦労されていた人は腑に落ちる内容なのではないかと思います。
自分の能力を発揮できる時間帯を知ることで、働き方について改めて考えることも必要ですね。診断には複数の質問に答えるたけなので、みなさんも「クロノタイプ診断」で調べて実行してみてはいかがでしょうか。