【2020 東京ディズニーランド Welcome to new dreams!】公式HPより

 

来年の4月に東京ディズニーランド(TDL)では新しいエリアがオープンするそうです。
楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?またリピーターが増えますね。

そんな東京ディズニーリゾート(TDR)では訪れたゲストの顧客満足の為に、細部にまで拘って設計、建設、設定がされています。有名な話や豆知識としてご存じの方も多いと思いますが、いくつかご紹介してみたいと思います。

まずは一番有名な拘りが入園時の音ですね。
入園する時にゲートでQRコードをかざすと、『シャラララン♪』みたいな音が鳴ります。
実はあの音に意味(拘り)があって、TDLで楽しい時間が過ごせますようにと、ティンカーベルがゲストに魔法の粉をふりかけている音だそうです。帰りは魔法がとけないようにゲートを通過しても音は鳴らないのも拘りの一つで、この音は世界中のディズニーランドで同じ音が鳴っています。

TDLは東西で未来と過去、南北で現実と夢の世界を演出している。
設計の拘りです。時計回りにパークを一周すれば、現在から過去、そしてファンタジーの世界へと進み、最後に未来の世界を体験できる様に設計されています。これも世界中のディズニーランド共通で同じつくりだそうです。

パーク内には時計がない?
設定の拘りです。これは時間を気にしないで楽しめる世界を作る為、そしてキャストに時間を聞くことでコミュニケーションを図って欲しいという意図もあり、時計の設置は極力控えられています。
また、TDRでは言いっぱなしになる「いらっしゃいませ」というセリフは禁止されています。そのかわりに、キャストとゲストがお互いに挨拶を交わすこともできる「こんにちわ」が使われています。
ただ、場所によっては夜でもないのに「こんばんは」と声をかける場所もあります。東京ディズニーシー(TDS)の「トイ・ストーリー・マニア!」がその一つです。
「トイ・ストーリー・マニア!」のキャラクター(玩具)は、夜、子供たちが寝た後に動き出します。そうして、日中アンディーが遊んでいたシューティングゲームを夜中にキャストがキャラクター達と一緒に遊ぶというのがこのアトラクションの設定なのです。つまり、“設定が常に夜”だから、室内は夜っぽく暗めに作ってあり、挨拶は朝でも昼でも一日中「こんばんは」なのです。

タワー・オブ・テラーの高さは59メートル!
アトラクションの拘りをもう一つ。今度は外観ですが、中途半端な高さですよね?実はこの高さに拘りがあって、日本において60メートル以上の建物には航空障害灯を設置することが義務付けられています。
障害灯は赤か白のため、夜にライトアップする際に世界観を壊すと危惧された為にあえて1メートル低く設計されたそうです。

TDLのシンデレラ城とTDSのプロメテウス火山は同じ高さ?
高さの拘りをもう一つ。プロメテウス火山のほうがシンデレラ城よりも数十センチ程度高く作られているのをご存じですか?
TDSを設計する際にプロメテウス火山は少し地盤沈下すると想定されていました。将来、地盤沈下によりシンデレラ城と同じ高さになるよう計算されています。

ファストパス発券機で起きるサプライズ!
最後は夢のファストパス(FP)です。特別な拘りです。TDLでもTDSでもFPを発券所で発券する際にごく稀にもう一枚FPが出てくる場合があります。これを「サプライズファストパス」と呼び、通常はFPが導入されていないアトラクションで利用が出来たり、有料のゲームが無料でゲームが出来ます。しかし携帯でFPが取れる様になり、発券所を利用する機会は激減しました。更に希少価値は上がったのではないでしょうか?

 

拘りは数えきれないくらい沢山あります。圧倒的な顧客満足の裏にはこのような“細部にまで拘る”ことの積み重ねで得られているということがよく分かります。

もっとご紹介したいのですが、それはまた別の機会に…

 

債権管理課 安田