< 年がら年中「焚き火」している友人と >

ここ数年、アウトドアが一大ブームです。
「グランピング」「キャンプ女子」といった言葉を皆さんも一度は聞いたことがあるかと思います。

そんなアウトドアブームの中で、今、注目されているのが「焚き火」です。

焚き火と聞くと、落ち葉を集めて~というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、今流行っている焚き火は少しそのイメージと異なります。

様々なアウトドアブランドから、お洒落な「焚き火台」が発売されていますし、囲炉裏のように使えるテーブルから、焚き火専用のエプロン、焚き火専用の調理グッズ等など…。
焚き火を楽しむためのグッズが多い事も、焚き火ブームの要因の一つではないでしょうか。

Instagram等のSNSでも、お洒落なテントと道具でばっちり決めた投稿がとても多くみられます。

焚き火の魅力①『圧倒的な癒し力』
焚き火の魅力、何と言っても、「パチパチはぜる薪の音、ゆらめく炎を見ながらちびちびとお酒を飲む」これが全てです。
一度として同じ表情を見せない炎は、永遠に見ていられます。

この癒しは科学的にも証明されています。
1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)と言われているアレです。

波の音、星の瞬き、風の音、小川のせせらぎなど、自然界で起こっている一定の規則的な動きの中での予測できない不規則な動きが、人の心を癒す効果…につながっているそうなのです。

< 友人自作の「スウェーデントーチ」 >

焚き火の魅力②『コミュニケーションが活発になる』
焚き火を囲んでいると誰もが炎を見ているので、自分の姿について意識せずに話ができるのも特徴の一つです。

最初はなんだか気まずい雰囲気でも、焚き火を始めると自然な形で会話が始まります。
あまり自分のことを話さないような人が突然話し始めたり、普段はおちゃらけてばかりいる人が、真剣な表情で真面目な話をしたりと、普段とは違う一面を発見できるのも、焚き火の魅力の一つだと思います。

そして、言葉が無くても良いというのも焚き火の魅力の一つです。

いいんです、無理に会話しないで。ぼーっとみんなで炎を眺めるだけで。
パーン!とたまに爆ぜる音や、薪を追加投入して崩れそうになったことをきっかけに、またどうでもいい会話が始まるものです。

また「焚き火」と検索すると、驚くほど多くの動画がWeb上にアップされています。
ただ延々と、焚き火の炎と音が収録されているだけの動画ですが、なかには数百万回再生されているような動画もみかけます。

ストレスを抱えることの多い現代、「炎を眺める」という原始的な行動が一番の癒しになるんですね。

スタッフ K.Y