なんで、正月も過ぎたのにお参りに行くの?

お正月も終わり徐々に「通常モード」になりつつあるこの時期ですが、毎年1月10日前後になると、福岡の方が仕事の途中、もしくは仕事終わりにいそいそとどこかに行こうとします。
それは「十日恵比寿」です。
「商売繁盛」を願いに行く、福岡で働く方々の間ではスタンダードなスポットだそうです。
この記事を書いているのがすでに1月10日。今日初めてその「お参り」に参加することになりましたので「お参り」の前に下調べをしてみました。

十日恵比寿ってなに?

こちら、福岡にある「十日恵比須神社」のことです。
福岡県の県庁の近くにあります。
福岡の中心地である天神や博多駅からはちょっと外れた場所にあります。
名前からも判るように、「恵比寿様」を祀った神社です。
この神社が1月の10日前後に「正月大祭」というのを開催します。
十日恵比寿は「商売繁盛」のご利益があるということで、福岡の地元の方は仕事始めの初詣のあとにこの「十日恵比寿の正月大祭」へ行くわけです。

十日恵比寿を調べてみる

ご存知のように、恵比寿様は「釣り竿」と「鯛」を携えています。
そこから判るように、もともと恵比寿様は「海の神」です。
よって、漁業と繋がりが深い神様です。
実際、「十日恵比寿」も「漁業繁栄」のご祈願を行っているそうです。
この神様は諸説ある神様みたいです。(ここでは詳細は端折ります)
ひとつは、「イザナギとイザナミの子供」というもの。
もうひとつは日本書紀に登場する「事代主神(コトシロヌシノカミ)」とするもの。
福岡県の十日恵比寿はこちらの「事代主神」を恵比寿様として祀っています。

恵比寿様と大黒様はワンセット?

この十日恵比寿神社には、「恵比寿様」が祀られているのですが、もうひとり神様が祀られています。
それは「大黒様」。
恵比寿様は「漁業の神」。大黒様は「豊穣の神」。農業と漁業が主流だった時代にこの2つを合わせて「商売繁盛」というわけですね。

福引目当ての方も多い

十日恵比寿の目玉といえば「福引」。
1 回 2,000円で福引に参加することができます。
福笹(笹に御札を括りつけたもの)と、張子の福起こし、福寄せ、干支、金蔵、そろばん等「縁起物」がもらえるそうです。

えびす銭をお借りする

十日恵比寿はこの福引の他にも「えびす銭」というのがあります。
こちら、200円で「借りる」ことができます。
借りるというのは、来年この「えびす銭」は返さないといけないから。
昔は、この十日えびすでは縁起の良いお金を借りて、それを元金に商売をして翌年「倍にして返す」。という風習があったそうです。
お金を返したらまた、借りて行くのだそうですが、それを現代ではこの「えびす銭」で表現しているんだとか。

下調べを終えて

えべっさん(十日戎)は関西の人にはお馴染みですよね。特に兵庫県の西宮神社と大阪府の今宮戎神社のえべっさんは毎年大勢の人で賑わいます。
福岡の十日恵比寿もほぼ共通しているのですが、福引やえびす銭は初めて知りました。
福岡県でも根付いた盛大なお祭りということなので、これから仕事を終えてお参りに行くのが楽しみです。

 

株式会社トリプルクラウン スタッフ 久保田