2019年4月30日に天皇陛下が退位され、翌5月1日に平成から新しい元号に改められます。どのような元号になるかとても気になるところですね。平成は「H」というように、元号はアルファベット表記にした場合のことも勘案されるそうなので、個人的には「K」ではないかと勝手に予測しております。

「昭和」から「平成」に改元されたときのことを振り返ると、やはり考えられる変化や影響を考えざるを得ないものですね。

「平成」が始まったのは、1989年1月8日(日)です。前日7日(土)に昭和天皇が崩御され、元号変更の手続きがとられました。当時の官房長官が新元号を発表する場面は鮮明に覚えています。前年の1988年から昭和天皇のご体調が悪化していたことから、あらゆるイベント等が自粛されていた記憶もあります。

当時は私自身学生で、日本中が悲しいムードに包まれたものと思っていました。後に経済学を勉強した際に知ったことですが、その年「平成」が流行語を受賞し、バブル景気の真っ最中であったことや新しい時代への期待感が株式市場を高騰させ、その年の大納会の日経平均終値は過去最高値の記録となり、現在でもその記録は破られていないと聞いております。

 

やはり新しい時代への期待感は大きいものがありますね。今回の改元は崩御ではなく、平成天皇の退位ですので、準備の中で進められるのが大きな違いですね。既に運転免許証の有効期限の表記が2018年8月に西暦表記にすることに決められたことも先取りを感じます。

私どもの業界も含め、元号を文書等に明記することが多い金融機関や、印刷業やシステム関連企業は変化の影響を大きく受けることでしょう。ゴールデンウィークの10連休が決定したことで混乱も予想されます。

混乱を後向きに考えるのではなく、経済効果や景気の上昇を期待することで前向きに考えていきたいものです。

個人的には「平成31年硬貨」を発見した場合は、使用せず持っておきたいと考えています。

 

新しい元号となる2019年は、世界のイベントとしてラグビーのワールドカップが開催され、翌年2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。新時代の幕開けに日本経済がどのように変化していくのか、楽しみで仕方ないですね。

変化に追われるのではなく、変化を追いかけながら「主体性を高める」。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

トリプルクラウン管理本部担当