元号を発表する菅官房長官(首相官邸HPより)

いよいよ4月に入りましたね。新しい学校や学年を迎えた学生さん達、新たな環境で仕事に励む人達、今年は改元を控え、新たな時代を迎えることもあって、様々な方々が気持ちを切り替えたことでしょう。
でも、ほんの数か月前にも新たな気持ちに切り替えたばかりのような...。
そう、日本においては1月の「新年」と4月の「新年度」と年に2回節目を迎える時期があります。その考え方に特に決まりはなく、人それぞれの環境や価値観によって異なるものだと思われます。

「一年の計は元旦にあり」ということわざもある通り、1月を節目に考える方は「1年間の目標は1月に立てる」、「初詣に行くから」、「4月新年度は日本のローカルルールで、世界共通で考えるとやはり1月」、「4月は何もしなくても勝手に環境が変わっていくけど、1月は自分自身が節目として行動しないと何も変わらない」というような声を耳にします。特に、学生生活や社会人生活を終えた方や主婦、自営業の方にとっては4月に対する思い入れは希薄と思われ、私の身近でも「花粉症の時季で辛いから4月は早く過ぎ去ってほしい」という声など聞いたことがあり、1月を節目に考える傾向が強いようです。

反対に、学生や社会人の方なら4月節目に重きを置く方が多いのではないでしょうか。進級や進学、新しい出会い、3月決算を終え新たな期のスタートなど、わかりやすい変化を迎える時季でもあります。中には、「寒い冬が終わって暖かい春を迎えることで気持ちが切り替わる」、「桜をみると感慨深くなり前向きな気持ちになる」等、日本独特の四季の中での春を基準とする考え方も多いようです。私個人としても社会人として仕事をする立場ですから、4月を節目に考えることが多いです。

いずれにしても1月でも4月でも重要な節目であることは間違いないと思われます。私見ですが、「1月は新年を迎えるにあたっての個人の目標」、「4月は自身の現在の立場(学生として、社会人としての)での目標」の節目として差別化されてみてはいかがでしょうか。
仮に1月のスタートをしくじったとしても、4月で修正したり、新たな展望を再考できると考えることができれば、2回の節目をお得に感じることができるかも知れませんね。

トリプルクラウン 管理本部担当