まず始めに、明けましておめでとうございます。これからも楽しく、読みやすい、為にもなるコラムを作っていければと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

早速ですが、今回はとある森?を作るゲームの中でのお話です。

このゲームは主人公が海辺に出かけて魚釣りをすると、のべ竿一本でジンベエザメが釣れてしまうことがあるのです
考えたらすごい事ですよね?ジンベエザメは成長すると約15m以上にもなるといいます。そんな巨大魚を一本釣りで釣り上げて、しかもズボンのポケットにしまうのですから世界も仰天のニュース2連発です。

仰天その1は主人公の握力と腕力です。 
15mに成長するジンベエザメの重さは6tくらいと想定しましょう。となると大型車くらいの重量になります。
と言うことは、この主人公は大型車ほどの重さを両手で持ち上げる事が出来ます。竿の強度も凄いですが、竿を握る握力と釣り上げる腕力は半端ないと思います。

仰天その2は主人公のズボンのポケットの性能です。
そもそも釣り人は、釣った魚をポケットに入れません。どう考えても入らないですよね?(小学生のころ、下校時に用水路にいたザリガニを捕まえて、ポケットに入れて持ち帰り、親にしこたま怒られた事があるのは別のお話です)
今回は、主人公のポケットの内部が某ネコ型ロボットの不思議なポケットのような4次元の空間になっていて、ジンベエザメも入れることが可能であると仮定したいと思います。

次にポケットの中でザリガニは生きていましたが、ジンベエザメが万が一死んでしまったら、腐敗が始まり激臭を放ち始めます。そうなるとポケットの中は腐敗臭にまみれ、ズボン自体が二度と使えなくなります。4次元空間では消臭スプレーは効果がありません。消臭する力は発揮しないのです。これではレボリューションの男性もがっかりです。

一張羅のズボンがこれでは困るのでジンベエザメは生きたまま持ち帰れるように最初から工夫されているのだと思います。
キャッチ&リリースはしないで、ポケットの中でも泳ぐ事が出来る様にしてあるのです。
ジンベエザメはエラに自力で海水を送ることが出来ません。泳ぎながら海水を吸い込まないと窒息死してしまう生き物です。そのためには、ポケットに大量の海水も入れなければなりません。
今回の様に6tくらいの魚が泳ぐ為に必要な海水の量は6千tくらい必要でしょう。
そんな大量の海水をポケットに入れようと思ったら、いったいどれほどの時間と海水を注入する大きな装置も必要です。
また他の物をポケットに入れたら全て水没してしまうので特に携帯には防水機能が絶対になりますね。

ゲーム内では簡単に釣っていますが、こんなにも大変なことが平然と行われているのです。

魚影を追って釣りをするだけにまさに「ギョッ!エー!!」ですね。