弘化年間(1844年-1848年)改訂江戸図
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今、老若男女問わず、「古地図」がひそかなブームになっています。
「古地図」というのは、江戸時代や明治時代など昔の地図のこと。
テレビでは、古地図を片手に、疑問を解消しながら町歩きをする番組が人気です。
自分たちでもやってみようと、古地図を見ながら町歩きを始める人が増えています。

古地図の魅力
古地図を見ながら町歩きをすると、自分の今いる場所が昔どのような土地だったのかを知ることができます。

「ここは海だった」
「ここは大名屋敷だった」

と知ると、時空を超えてその時代に思いを馳せ、想像力を働かせられますよね。

忙しいと、目に入る現実の世界しか考えないことが多いと思いますが、そんなときにふと古地図を片手に散策してみると、当時とはずいぶん変わった場所や当時の姿そのままの場所の発見できます。

昔からある建造物などを見れば、当然のことだけれど実感しにくい、

「昔と今がつながっていること」
「実際に存在したこと」

を実感できるのです。

また、現在と照らし合わせるだけではなく、古地図そのものを楽しむこともできます。

いまどきの地図は、均一な線で現実をできる限り正確に反映させたものですが、古地図は線の太さが不均一だったり、土地の形が不正確だったりします。

それを味があると思えば眺めるだけで楽しいですし、作り方の点で現在の地図との違いを知るのも楽しいですね。