人を嫌うという感情は自分自身気分がいいものではないし、そもそもこれまでの成長過程で人を嫌うと思うのはよくないことだと教えられてきたこともあるでしょう。
そんな、人を嫌いだと思ってしまう自分自身に対しても悩んだことはないでしょうか。
なぜ人を嫌ってしまうのか、人を嫌ってしまったときの対処法をいくつか紹介します。

〇人が人を嫌いになる理由と心理
自分のことを傷つける人だから…意図的に傷つけようとする、言わないと気が済まない、無意識等、いずれにしても自分が傷つくような事をしたり言ってきたりする人だからという理由。
⇒自分を守るためのブロックをしている心理状況。あなたが大事に思っている何かを傷つけられたということもある。
自分の信念と正反対の考えの人だから…自分が正しい、常識だと思っていること、マナー・挨拶・言い方が自分の感覚や信念と合わないという理由。
⇒自分が大事にしていること・信条を壊されてしまうように感じたり、真逆の人は悪だと感じたりする心理状況。
自分にないものを持つ人だから…自慢する人、リア充アピールする人が嫌いだと思う。
⇒自身に劣等感を感じていたり、自分の現在の状況に不安感を感じたりする心理状況。

〇対処法
人と比べない…人それぞれにやり方や正しいと思う認識がある。人は人、自分は自分だと思い、人と比べることをやめてみる。
自分の価値観に気付く…なぜ嫌いなのかについて考えると自分の価値観に気付くことができる。自分の大事にしている事を認識するという作業をすることにより嫌いという感情が自然と消えていく。
現実のみを受け入れるようにする…嫌いな人が起こした行動以外のことを考えると自分の心の中で脚色してしまいがち。相手の感情や信条は相手にしか分からないもの。起きたことのみを受け入れ、起きたこと以上のことを決めつけて考えないようにする。

人を嫌い、苦手だと思う心を持ちながら生きるのは自分自身も苦しい思いをすると思います。嫌いフィルターを通して見るとちょっとした何気ない相手の行動も不快に感じてしまったり、許せなく思ってしまったり…自分の精神的にも良いことはあまり無いですよね。
この人が嫌いだと思ってしまったときはその感情を一旦しっかり受け止め、何故嫌いなのかを考えることにより、これは自分の信念や大事に思っていることに気付くチャンスだ!気づかせてくれてありがとう。と変換していくのはどうでしょう。