ミラー効果(ミラーリング)とは、『同調効果』ともいわれ、心理学で使われる言葉です。

親密な関係では、無意識に相手と同じ動作をすることが多くなります。
相手がコーヒーを飲んだら自分も飲む。窓の外を見たら自分も見るなど、好意を抱いている相手と同じ動作をしてしまうことをミラー効果といいます。

あくびがうつるという経験をしたことがあると思いますが、あくびをした人が自分にとって親しければ親しいほど、うつりやすくなります。

また、人間関係のテクニックとして相手に好感をもってもらうために、意識的にミラーリングを使用することもあります。足を組むタイミングを合わせたり、行動を真似するだけでなく、相手の話し方や速度・声のトーンや音量に自然に近づけてみるなど、言語(発言)にも応用することが出来ます。

人は無意識的にも意識的にも自分と似ている人、または似たものに対して好意を抱きやすい傾向があります。初対面の人との会話では、趣味や出身地、悩み事など、同じものを共有すること、共感することが、ぐっと距離を縮めるポイントです。

業務課 飯田