すっかり涼しくなり秋になりました。

秋といえば「食欲の秋」。何を食べても美味しくて、つい食べ過ぎてしまう方も多いかも知れませんし、反対に夏の猛暑の疲れがいつまでも残っている感じで、いまいち食事が美味しくないという方もいらっしゃるかも知れません。いずれにしても同じ食事をするなら、健康で美味しくいただくために「旬」を楽しみたいものです。

 

スーパーには1年中、同じような食べ物が並べられて売られている現在では、子どもたちに食べ物の旬を教えようとしてもなかなか難しいものです。旬以外の食べ物がいつでも手軽に揃うということは、一見豊かなことかも知れません。しかし一方では、旬の季節を待ちわびるという楽しさを失ってしまった生活でもあります。「もうすぐかな、まだかな」と待ちわびる時間は、食べ物を更に美味しくいただくためのプラスαの調味料でもあると思います。季節ごとの旬の食べ物が、身体のリズムを取り戻させてくれる可能性があります。

私たち大人が、改めて食べ物の旬を知り、楽しむことで、高い栄養価を得ることができるかも知れませんし、何より子どもたちに新しい楽しみを伝えることができます。食卓が益々、会話に溢れるかも知れませんね。

 

秋が旬の食べ物といえば、松茸や栗というのは、ほとんどの方がご存知でしょう。身近な野菜ではどうでしょうか。じゃがいも、さつまいも、里芋等の芋類、ごぼう、れんこん等の根菜類、しいたけ、しめじ、舞茸等のキノコ類。これらはみんな秋が旬の野菜です。スーパーで1年中見かける玉ねぎや人参も同様です。

食べ物の旬というのは、最も多く収穫できる時期です。スーパー等の市場にたくさん出回ることで価格も下がり、最も美味しく食べられます。

経済的にも、健康的にも私たちの味方であり、何より子どもたちに教えることで、よい伝統が継承されていくのではないでしょうか。

ぜひ皆さまも旬を楽しんでください。

 

トリプルクラウン 管理本部 担当