秋が深まって肌寒さが強くなってきましたね。
寒い日といえば、こたつにはいりお酒を飲みながら鍋をつつきたくなるものです。
今や食卓でひとつの鍋をみんなで囲むのが一般的となっていますが、どうやら昔は違っていたようです。

■江戸時代は小鍋で作るひとり鍋
江戸の町人たちは「小鍋立て」といって、小鍋や行平鍋で1~2人前の鍋料理を作っていました。七輪や長火鉢の火にかけて、煮ながら食べていたようです。

■近代鍋料理のはじまりは明治時代
明治の初めの頃はまだ、一人ずつに用意されたお膳で食事をしていたため当初は小鍋で作っていました。やがて、明治後期にちゃぶ台や座卓が普及すると、ひとつの鍋をみんなで囲む、現在の「鍋料理」のスタイルへと変化しました。

こうして鍋をみんなで囲む文化が出来たと思うと意外と浅い歴史ですね。
最近では鍋スープの素も多種多様なのでこの冬は色々な味にチャレンジしたいものです。

業務部 A.A