ロカボ」極端な糖質抜きではなく、おいしく楽しく適正糖質を取ることを推奨しており、1食当たり20〜40グラムの適正糖質に抑えたものであるとしています。

今の一般的な日本人の食生活では、1日に300gほどの糖質を摂取しているそうです。おにぎり2個と野菜ジュースだけで100gくらいになってしまいます。

2000年代にダイエットを主目的とするローカーボが世界的に流行しました。

ローカーボは糖尿病などの予防・治療を目的として長く用いられてきました。糖質(糖・炭水化物)を制限した食事法のことで、低糖質食、糖質制限食「low-carbohydrate」(低炭水化物)の略です。ローカーボーは極端な糖質制限も含んでしまう概念ですので、それと区別し、「ロカボ」と呼ぶことにしたそうです。

ロカボダイエットは無理なく日常生活に取り入れられることが基本です。
今までのカロリー制限では、「食べる量減らす」という考え方でしたがロカボでは「どれを食べてもいいけど工夫する」と考えるのです。

糖質の量さえ気にしていればそれ以外のカロリー・脂質・たんぱく質などの制限はありませんので、おなかいっぱい食べてもいいそうです。

糖質制限中でも肉や魚は糖質が少ないため基本的になんでも食べて大丈夫だそうです。ただ、下味や味付けの調味料を低糖質甘味料にするなどの工夫が大切で、味噌や塩麹を使うと余分な糖質を取ることなく美味しく食べることができます。

 

糖質0.2g=鶏むね肉・皮なし(200g)
糖質0.0g=鶏もも肉・皮なし(200g)/鶏ひき肉(50g)
糖質0.1g=豚ロース肉・脂身つき(100g)
糖質0.5g=豚ひき肉(50g)
糖質0.2g=牛肩ロース肉・赤肉(100g)・牛ひき肉(50g)
糖質0.5g­=牛もも肉・和牛赤肉(100g)
糖質0.1g=紅ザケ(生切り身1切れ100g)・マダコ(100g)
糖質0.0g=アサリ・殻付き(1個5g)
糖質0.3g=サバ水煮缶(1缶150g)

 

こんなに糖質が少ないんですね。

 

でも、なぜ糖質の量がダイエットにつながるのでしょうか?

糖を摂取しているうちは、体は糖を分解してエネルギーにかえているので脂肪を燃やそうとしません。糖の摂取が制限されると、体は体脂肪を分解してエネルギーにしようとします。それをケトン体回路といいます。

低糖質制限をつづけるとケトン体回路がスムーズに働くようになり脂肪燃焼がより効果的に進むようになります。
それがロカボダイエットの仕組みで無理なく体脂肪が減少する理由です。

 

お肉がたくさん食べられるダイエットなんてうれしいですよね。
ぜひ試してみたいです。

 

業務課 山中